太陽と雪
美崎……
彼女の隣の女の人が倒れたとき、本気で驚いていた。
それに、女の人の側に膝を付いて、傍らのカバンから注射器まで出して……
本当に、他の優勝候補者たちを陥れることを考える人がとる行動かしら。
まあ、いいわ。
麗眞の話によると、コンテストは20分遅れで再開されるらしい。
私が客席に戻ると、葦田 雅志が声を掛けてきた。
「オーナー、どこ行っていたんです?
あ、あの、さっき倒れたあの人、亡くなったそうです」
「あら、そうなの」
たまたま会場にいたスタッフが、医師を目指していた、麗眞の同級生の後輩だったらしい。
おどおどしながら彼女から電話で指示を貰っていた姿が目に焼き付いている。
20分遅れで再開されたコンテスト。
次は、フリートークだ。
1Rは外国人、2Rは犬の飼い主とのフリートーク。
何でも、相手と好きなことを話して構わないという。
奈留ちゃんの相手は、まさかのカルロスだった。
嘘でしょ?
コレ、かなり奈留ちゃんに有利ね。
1Rは、奈留ちゃんにもかなり余裕が垣間見えた。
カルロスも上機嫌だったし。
城竜二 美崎が青くなっているところを見ると、
きっと美崎がこのフリートークの相手を選んでいるのだろう。
第2Rは、飼い主とのフリートーク。
最初は戸惑っていた彼女も、徐々に打ち解けてきていた。
城竜二 美崎のほうは、飼い主とのフリートークがボロボロだった。
終えると、45分間のお昼休憩とのアナウンスがあった。
45分って……
短いわよ!
彼女の隣の女の人が倒れたとき、本気で驚いていた。
それに、女の人の側に膝を付いて、傍らのカバンから注射器まで出して……
本当に、他の優勝候補者たちを陥れることを考える人がとる行動かしら。
まあ、いいわ。
麗眞の話によると、コンテストは20分遅れで再開されるらしい。
私が客席に戻ると、葦田 雅志が声を掛けてきた。
「オーナー、どこ行っていたんです?
あ、あの、さっき倒れたあの人、亡くなったそうです」
「あら、そうなの」
たまたま会場にいたスタッフが、医師を目指していた、麗眞の同級生の後輩だったらしい。
おどおどしながら彼女から電話で指示を貰っていた姿が目に焼き付いている。
20分遅れで再開されたコンテスト。
次は、フリートークだ。
1Rは外国人、2Rは犬の飼い主とのフリートーク。
何でも、相手と好きなことを話して構わないという。
奈留ちゃんの相手は、まさかのカルロスだった。
嘘でしょ?
コレ、かなり奈留ちゃんに有利ね。
1Rは、奈留ちゃんにもかなり余裕が垣間見えた。
カルロスも上機嫌だったし。
城竜二 美崎が青くなっているところを見ると、
きっと美崎がこのフリートークの相手を選んでいるのだろう。
第2Rは、飼い主とのフリートーク。
最初は戸惑っていた彼女も、徐々に打ち解けてきていた。
城竜二 美崎のほうは、飼い主とのフリートークがボロボロだった。
終えると、45分間のお昼休憩とのアナウンスがあった。
45分って……
短いわよ!