好きって何ですか?
あ、あった…



月原学園に合格したのと同時に
お祝いもかねて、お母さんと
新しい携帯を買いに行った。


色は、白。



「借りるよ」




一言言うと、あたしの手から
サッと携帯を抜き取った。





「あ、あの…」




「ん?どした」




眉毛が細い彼女が少しだけ
しかめたら何故か凄い、威圧感
があった。




「どうして、あたしなんかと?」




彼女はさらにしかめて言った。




「ダイヤモンドの原石だと思った。」







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