眠り姫にはキスを。



「声、大きいよっ」




見渡しながら加奈に注意する。


幸い誰もいなかったようだった。




「誰も聞いてないよ。
だって今、授業中だし」




加奈は、にっこり笑ってる。


私は、一瞬で血の気が引いた。




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