甘々王子の秘密
「美嘉の事、呼んでる!ほら、廊下側見てみて!」
廊下側にふと目を向けると
周りにあの王子様スマイルを振り撒く高木真生が立っていた。
「あたしを呼んでるの?」
「うん!…、高木くんと何かあったの?」
な、なんか誤解されてないか?!
何かある。って疑ってない!?
「と、特に何もないけど。…」
「ふーん?、もし何かあったら教えてね♪?」
千夏、何か笑顔が黒いよ!
怖いですなんか!!
あたしは「うん」としか応えられなかった。
だって笑顔が強制って言ってんだもん!!