甘々王子の秘密
「暇じゃないってば!!」
「そんなのウソ。目がきょろきょろしてるし」
「目がきょろきょろしてるからって嘘とは限らない!」
あたしも負けじと言い返す
「あー…、まぁ無理矢理でも連れて行くから」
だったらその前に逃げればいいこと!
「…分かった。あたしから真生の教室に行く。これでいいでしょ?」
油断させてから逃げる!
あたしってばいい考え♪
この時、真生があたしより先手をうってるとは
思いもしなかった――…