甘々王子の秘密



「盛岡さんだっけ?……美嘉かりるね?」




「え?…はぁ、別にいいですけど」




軽くokを出された俺は美嘉の腕を掴んだ。




「え?!ちょ…、腕!」




「行こうか?」




盛岡は驚いた表情をしていたが
俺は美嘉の腕を掴み足早に学校から出て行った。






街はたくさんの人で賑わっていてすっかり、夜の色へと染まっていた。




「ねぇ…腕、離してよ」




「…やだ。」




離したらどこかに行きそうな気がして離せなかった。




「ちゃんと真生の隣にいるから離してよ」





「…嘘ついたら?」







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