甘々王子の秘密

美嘉side




ゆっくり立ち上がると目の前には真生が立っていた。




真生があたしを見る目は、どこか…

寂しそうで悲しそうな目だった




「急に走り出してごめん…。」




「いや…、別に…」




真生は何か言いたそうな顔をしていたけど
あたしは気づかないふりをした。






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