甘々王子の秘密
「確かあの男共が走っていったとこらへんから?」
「それって随分前からじゃん…、だから彰の事分かったんだ…」
あたしはガクンと肩をおとした。
「それより、彰って言ってたか?
お前なんかに美嘉やんねーから」
だからあたしは真生のものじゃないってば!!
何度言っても理解しないんだね!
「俺も美嘉の事、諦める気はないから。」
バチバチッと二人の目から火花みたいなのが
飛び散ってるように見えるのはあたしだけでしょうか…?
この日から真生と彰の戦いは火花を散らしながら始まった――…