甘々王子の秘密



「そっか…。今は平気なわけ?」




「え?あ…、うん」




少し嘘をついた事にあたしは申し訳なかった。




それから授業は終わり下校時間になった。




「徳倉!」




後ろから聞き慣れない声がした




「誰…?」




見たことない顔だなぁ…。転校生とか…?
いや。それはないか…



「俺、3-5の山下翔。」



「あー…、はい。…で、用事は?呼び止めたぐらいだから何かあるんでしょ?」



もしこれでくだらない用事だったら
二度とこの人とは喋ったりしない







< 165 / 304 >

この作品をシェア

pagetop