甘々王子の秘密



あたし達は誰もいない資料室に入った。

勿論、腕を掴まれたまま。



「……」




「……」




さっきから無言。正直、居辛い。




「…何か喋ってよ」



「此処……」




真生があたしの赤くなった手首に触れた。



さっき、翔に強く握られた時に赤くなった所だった
正直、今も少し痛い…。






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