甘々王子の秘密



「何で逃げるわけ?」




「さ、さぁ?」




真生とあたしの距離はどんどん縮まっていく。


――トンッ



後ろに少し冷たい感触がした。…つまり追い詰められてしまったということ




「もう逃げられないぜ?」



真生があたしの顎をクイッと上にあげた。






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