8月5日
「いい加減に働きなさい!」
家に帰ると、お母さんがいきなり怒鳴ってきた。
3ヶ月もニートは私もヤバイと思っていたけど、それ以上にお母さんは苛立っていた。
「駅の中の薬局募集してたから、近いしそこに行きなさい!」
と、お母さんが勝手に見つけてきたバイト募集の広告は、誰もが知ってる有名薬局のレジでのバイトだった。
文句を言われるのが面倒な私は、そこに面接の電話をしてその日を待つことになった。
それが、あなたへと続く道の始まりだった。