8月5日
タメな先輩
バイト面接の日。
私は、グリーンのパーカーワンピ、髪は金髪に近い色、エクステでパサパサになった髪、濃い目の化粧という、面接にふさわしくはないだろうという格好で出掛けた。
だって、面接に何を来ていけばいいか分からないし、面接だからといって真面目な格好をするつもりはなかったから。
店に行くと、夕方で駅の中ということもあり忙しそうだった。
適当に目についた店員に話しかける。
「すいません、今日バイトの面接にきた神崎ですけど。」
身長170くらいの30代のメガネをかけた男の人に話しかけた。
「あ〜…ちょっと待ってて。」
と、ダルそうに店の奥にある部屋へ消えていった。
(なんなの、あの態度…)
その人の態度にすでにバイトしたくなくなったけど、言われた通りおとなしく待つことにした。