好きな人ゎ生徒
私は翔のその気持ちに答えて一生懸命サポートすることにした。
ある日の三者面談。
私は初めて翔のお母様を目にした。
きゃぁー・・・さすが、親子そろって顔が整っていらっしゃる・・
私は少したじろいながら話始める。
「・・・あの~・・・息子さんの希望はお聞きになっていますか?」
「・・・一応、K大志望というのは聞いていますが。」
落ち着いたお母様の声。
「そうですか。ご家族様はみなさん賛成なさっていますか?」
私は使い慣れない敬語で話しかける。
「わたくしは、もう少しレベルの高い学校へいってほしかったのですけどね・・・」
お母様の発言で微妙な空気が流れる。
「そうですか・・・」
私は翔の顔を見る。