好きな人ゎ生徒
私は、高谷くんのあとに続いて、教室に入った。
「遅くなってごめんね~!!」
私は、出欠をとり、授業を始めた。
高谷くんは、窓から外を覗いている。
私はそんな様子を眺めながら、黒板にチョークで文字を綴る。
って、朝から高谷くんのことばかり見ているような気がする・・・
「先生ー?手ぇ止まってますよ~?」
一番前の席の女の子に言われ、私は「あっ!!ボーッとしてたっ」と言って授業を再開した。
「先生~!!!ちょっと相談のってぇ~~!!」
私は、クラスの女の子2人に相談を聞いて欲しい言われ、相談室にぃる。
相談はもちろん、恋の話。
「先生~。彼氏とヨリ戻したいんだけど、どぅしよぅ~~。」
私は、「ヨリ戻せるよ~~。」と言いながら、1人の女の子の背中をさする。
「せんせぇー。翔ってかっこいいと思わん~?」
もう1人の子がそう言った。
翔=高谷くん
「ん・・・かっこいいんじゃない~?」
私は言った。
そぅね、年のわりには大人っぽくて、整った顔立ち。
「だよね~!!あたしぃ、翔のこと狙おうかなぁ~」
その子は、笑顔で私に話しかけてきた。
・・・高谷くん、モテるなぁ。