好きな人ゎ生徒


私は、体育館の舞台袖に隠れる。


生徒が序々に集まってきた。
私は、話す言葉を小声で何度もリピートしていた。


はぁ・・・緊張するよぅ・・・





「さて、それでは新しくこの学校に赴任していらした先生方を紹介します。」



司会の先生の言葉で私は舞台に上がった。

今年から赴任してきた先生は、私を含めて3人。



「それでは、河合先生お願いします。」


名前を呼ばれた私は、ハイヒールの音をツカツカと立てながら、マイクの前に立つ。




「・・・か・・河合です。今年から教師という仕事をします。なれないことだらけですが、精一杯頑張りますので、よろしくお願いしまふ・・・」



うっかり噛んでしまって、語尾を「ふ」で終わらせてしまった私。


いやぁ~ん・・・恥ずかしい・・・
やっちゃったぁ・・・
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