好きな人ゎ生徒


私は、放課後、
学校の近くのスーパー肉じゃがの材料を買い、高谷くんの家に向かった。



「えーっと、ここかな?」


見ると、表札に【高谷】と記されていた。


白くて大きな二階建ての家。

洋風で煉瓦造りで、いかにもお金持ちという感じ。



私は、インターホンを鳴らす。


ドキドキ・・・


「先生?開いてるから、入って。」


高谷くんの声が、インターホン越しに聞こえた。


私は、ドアを開けて、家の中に入った。


「おじゃましまぁ~す・・・」


私は、靴をそろえて脱ぎ、リビングらしきところへ入った。


中も本当に綺麗に掃除されていて、天井にはきらめくシャンデリア。
レトロな雰囲気の家具たち。


「あ、先生。わざわざありがと。キッチン使っていいよ。」


スウェット姿で、ボサボサの髪のままでてきた高谷くんは、なんとも言えなく、初々しかった。




よっし!!気合入れて、肉じゃが作るぞぉ~。
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