好きな人ゎ生徒
私は、急いで座り、視線を下に落とす。
はぁ・・・
来た早々やっちゃたよぅ・・・
そして、始業式が終わり、生徒たちは自分たちのクラスを知るために掲示板へ向かっていった。
私が担当するのは、3年2組。
どんな子たちがいるんだろぅ・・
私は、廊下を歩く。
なんだか、懐かしいなぁ・・
私も4年前までは、高校生だったんだもんな。
3年2組という、プレートが見えてきた。
私の胸の鼓動は徐々に高まる。
うまく挨拶できるかな・・・ッ
今度は噛まないよぅにしなきゃ・・ッ
そんなことを考えていたら、あっという間に教室の前についてしまった。
私は、ドアに手をかけた。
ガラガラ・・
ドアの音が沈黙を遮るように響き渡る。
そして、私は教卓の前に立った。
「・・・今日からこのクラスを持つ・・・河合です。よりょしく・・・」
・・やッやばぁい・・また噛んじゃったよぅ・・
クラスに笑いの渦が起こる。
私は恥ずかしながらも笑った。
第一印象はまぁまぁだった・・・カナ?
上手くやっていけそぅだな、私はそぅ確信した。