好きな人ゎ生徒
日曜日の午後。
私は、起きてお風呂に入り、化粧をする。
新しく買ったリップグロス。
なんか、この気持ち、高校生に戻ったみたぃ。
鳩山先生は何のお話をされるんだろぅ?
ま、まさか、ぅちのクラスの子が何か問題でも起こしたとか!?
嫌ぁ~・・・私が怒られなきゃいけないの~!?
そんな空想を巡らせながら、鳩山先生が来るのを待った。
6時を過ぎた頃、一台の車がアパートの前に止まった。
私は、急いでヒールを履いて、鳩山先生の下へ駆けて行った。
「迎えに行くんで、部屋で待っていてくださればよかったのに。」
鳩山先生は、車の窓から私にそう声をかけ、「乗ってください」と付け足した。
私は、助手席に座る。
黒くて、大きな車。
左ハンドルで、シックな内面。
外車かな?
私は、車の中を見渡した。
そして、車は静かに出発した。