好きな人ゎ生徒
「そーよん♪お湯、どやったぁ~?」
綾子先生が里井くんに絡む。
「めっちゃ気持ち良かった~!!」
里井くんは、うちわで高谷くんの頭をペチッと叩く。
高谷くんは「いってぇー。」と言いながら、自分のうちわで里井くんの頭を叩く。
そんな2人の姿を児島くんが「アホな2人ですいません~」と言いながら、二人の背中を押して部屋に戻っていった。
「あの3人、いつ見てもアホやな~。」
綾子先生と露天風呂につかりながら、そんなことを話す。
「ですよねぇ~」
私は3人と言っても、高谷くんのことばっかり頭にある。
タオルを頭に巻き、少し濡れた髪は、いつもと違ってすごくかっこよく見えた。
「高谷と恵理ちゃん、めっちゃお似合いやでww」
綾子先生は、そんなことを私に言ったので思わず「え!?」とパニクってしまった。
「大当たりやろ~?恵理ちゃん、高谷んことばっか見てるでな★」
綾子先生は、そう言った。
「分かりやすいでbb」
いやぁ~~
私そんなに分かりやすかった?・・・
え、他にバレてたりするのかな?
なんか、急に恥ずかしくなってきた。