好きな人ゎ生徒

HRはなんとか終わって、休み時間になった。


高谷くん・・・
私は、高谷くんの姿を探す。


あれ?階段の方に見覚えのある茶髪の子。





「高谷くん?」


私は、階段に座っている高谷くんに声をかけた。


「あ・・・河合ちゃん。」


と言って、あたしの方を向いた。



この場所は暗く、生徒も先生も誰も近づかない場所だと高谷くんは言った。


「俺、この場所が落ち着くんだよね。」


高谷くんは、大きく伸びをして寝そべった。


「そーだ。・・・ここ、俺と先生の秘密の場所な!!」


高谷くんは、小指を差し出した。
私も小指を出し、絡ませた。


そこに、授業を始める合図が鳴り響いた。



「やばぁ!!私、行かないと。」

次は授業が入っている。
私はスカートを直して、階段を駆け上がろうとした。
そのとき、高谷くんは私の腕を掴んだ。
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