好きな人ゎ生徒
それから少し話をして、それぞれの部屋に戻った。
どんどん翔に引き込まれていく私がいる。
最終日、私たちはお疲れモードで飛行機に乗る。
「みんな、この旅行をこの高校生活の思い出として残しておきなさい。」
校長先生のお話で、みんなは解散となった。
私も疲れていたので、早めに帰ることにした。
私が門を出ると、ちょっと怪しそうな人発見。
帽子を深くかぶって、ポケットに手を突っ込んで、サングラスをかけている人。
あれは・・・
まぎれもなく翔だった
私の頬が自然と緩む。
「しょーぉ♪」
私は、翔の腕に掴まる。
「っおい!!何人前で呼んでるんだよぉ!!バレたらやべーだろ?だから、俺変装してんのに・・・」
サングラスをかけた翔があわててそう言う。
あっ・・・そうだったぁ・・・
やっぱり、生徒と先生って、簡単には恋しちゃいけないんだね。
そこに壁を感じちゃう私。