好きな人ゎ生徒
・・・でも・・・
この状況はマズいでしょ。
「まぁ、ここは俺は空気を読んで帰るとしますかぁ!!」
里井くんはそう言って、帰ってしまった。
高谷くんと2人っきり。
「たっ、高谷くんももう帰りなさぃ。くっ暗いから、おうちの人に怒られるわよ。」
私はそう言って、早歩きをした。
・・・でも怖い・・暗いよぅ・・・
素直に送ってもらえば良かったかな。
でも、生徒に送られる先生なんて・・・ダメだよね。
そんなことを考えていたときだった。
誰かが私の肩を触った。
ぇ・・誰!?
私はパニック状態になる。
・・・ち・・チカン!?
変態!?
もしや・・お化け!?
私は
「きゃぁぁぁぁぁやだぁぁぁ」
と叫んだ。
でも、その人影は去ることもない。
私はおそるおそる振り返った。