好きな人ゎ生徒
夏休み
いつの間にかもう夏休み。
でも、高3の夏は夏休みがあってもないようなもの。
私も朝から夕方まで、生徒の指導で忙しかった。
みんな本気モードだった。
「翔はどこの大学行くの?」
ある日の午後の教室、私は翔に勉強を教えていた。
「K大」
K大とは、まぁまぁ頭もないといけない学校。
「そっかw私も応援するね!!!翔ならできるよ♪」
私はニコッと笑顔でそう言った。
翔の顔が赤い。
私がキョトンとしていると、「恵理・・・その笑顔、反則。」と言った。
反則って・・・wカワイイ。
「反則って言ったら・・・翔だってぇ・・・」
「俺が何?」
翔はペンを指で1回転させた。
ほらっ・・・そぅゆうとこ・・・