十三日間
二日目 「俺」
「…う……あああっ…」

まただ…。

自分の声で目が覚めた俺は、しかし、今朝の気分は昨日とは違うことに気づいた。
昨日の朝、自分の悲鳴で起きた時は、おそらく己の行動が原因でうなされたのだろうと推測した。

しかし、今朝は、違う。

自分であって、自分でないような……

それも、苦しい悩みじゃなかった。


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