十三日間
僕が下に降りていくと、母さんも兄さんも、まだ心配そうな顔をして、僕を待っていた。
「シャワー、浴びてくるね」
僕がそう言うと、二人とも黙って頷いた。
今日は、最初に冷たいシャワーを思いっきり浴びる。
汗をかいた身体にはそれが気持ちよかった。
思い出したくないことを思い出した。
それを、洗い流したい。
そんな気分だったから。
しばらく浴びていたらさすがに身体が冷えてきたので、今度は熱いお湯にする。
冷たい水で洗い流して、今度は気持ちの切り替え。
…うん、大丈夫。
落ち着いてきた。
お湯を止め、洗いたてのバスタオルで身体を拭って、夢を身体から追い出す。
もう考えるのはやめよう。
今日はこれから、学校に行って、みくるちゃんと昨日の話をするんだ。
秀悟に、昨日の話の自慢をするんだ。
いつも通りの、僕の日常が始まるんだから。
「シャワー、浴びてくるね」
僕がそう言うと、二人とも黙って頷いた。
今日は、最初に冷たいシャワーを思いっきり浴びる。
汗をかいた身体にはそれが気持ちよかった。
思い出したくないことを思い出した。
それを、洗い流したい。
そんな気分だったから。
しばらく浴びていたらさすがに身体が冷えてきたので、今度は熱いお湯にする。
冷たい水で洗い流して、今度は気持ちの切り替え。
…うん、大丈夫。
落ち着いてきた。
お湯を止め、洗いたてのバスタオルで身体を拭って、夢を身体から追い出す。
もう考えるのはやめよう。
今日はこれから、学校に行って、みくるちゃんと昨日の話をするんだ。
秀悟に、昨日の話の自慢をするんだ。
いつも通りの、僕の日常が始まるんだから。