十三日間
朝飯を食べる頃には、大分落ち着いていた。
昨日の夜のようなテンションにまではさすがに戻らなかったけど。

部屋に戻って、ネックレスを身につけると、昨日の楽しかった一日を思い出して、僕はまた笑顔になって家を出ることができた。

心配そうな表情で、僕が出かける時に、母さんは見送りに玄関までやってきた。
「もう大丈夫だから、心配しないでね。行って来ます!」
僕は、必要以上に明るい顔で、母さんに
「いってきます!」
というと、家を出た。
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