十三日間
十二日目 「俺」
「うぅぅっっっっ!」
…昨日、じぃさんがいなくなってから、俺は一人っきりになっていた。
他のヤツが隣に入ってくる気配もない。
煩わしいと思っていたじぃさんだったが、いなくなると拍子抜けする。
いるのが当たり前になっていたから、かもしれない。
じぃさんがいなくなった事で、俺は死を身近に感じてしまうようになった。
今までは、自分の犯した罪を償う意味で、しょうがないと諦めていた。
諦める…とうか、納得させようとしていた。
だが、身近に感じてしまうと、やはり死の恐怖は拭えない。
俺は、ラベンダーの香りを楽しむことも忘れ、起きあがるとすぐに部屋中を歩き出した。
やめようと思っても、階段の情景が目に浮かぶ。
絞首台にぶら下がる、おっさんやじぃさんの姿を思い描いてしまう。
…昨日、じぃさんがいなくなってから、俺は一人っきりになっていた。
他のヤツが隣に入ってくる気配もない。
煩わしいと思っていたじぃさんだったが、いなくなると拍子抜けする。
いるのが当たり前になっていたから、かもしれない。
じぃさんがいなくなった事で、俺は死を身近に感じてしまうようになった。
今までは、自分の犯した罪を償う意味で、しょうがないと諦めていた。
諦める…とうか、納得させようとしていた。
だが、身近に感じてしまうと、やはり死の恐怖は拭えない。
俺は、ラベンダーの香りを楽しむことも忘れ、起きあがるとすぐに部屋中を歩き出した。
やめようと思っても、階段の情景が目に浮かぶ。
絞首台にぶら下がる、おっさんやじぃさんの姿を思い描いてしまう。