十三日間
「もう大丈夫なの?」
母さんが部屋を去ると、みくるちゃんが最初に聞いてくれた。
「いきなり休むし、携帯はつながらないし…心配しちゃった…」
悲しそうに、言う。
そういえば、携帯の電源を切ったままだった。
慌てて電源を入れると、みくるちゃんからのメールが何通もたまっていた。
「ごめん、僕…」
言いかけると、
「あ、違うの、謝らないで! 具合悪いのに、いっぱいメールしたあたしが悪いの。ごめんなさい」
逆にみくるちゃんに謝られてしまった。
秀悟からも何通か来てる。
「秀悟も、ごめんね、ありがとう」
僕が言うと、
「あんまり心配させるなよ」
と、本当に心配そうに秀悟が言った。
長いつきあいだけど、こんな僕を見るのは秀悟も初めてだろうし、秀悟にそんなに心配されるのも初めてだ。
大丈夫、大丈夫!
僕はことさら明るく振る舞った。
「…明日の土曜日はムリだろうから、もし良くなってたら、日曜日、遊ぼうね」
最後にそう言って、みくるちゃんは帰っていった。
秀悟は
「明日の部活はムリすんな」
とだけ。
でも、みんなの心配が心地よかった。
…ありがとう。
母さんが部屋を去ると、みくるちゃんが最初に聞いてくれた。
「いきなり休むし、携帯はつながらないし…心配しちゃった…」
悲しそうに、言う。
そういえば、携帯の電源を切ったままだった。
慌てて電源を入れると、みくるちゃんからのメールが何通もたまっていた。
「ごめん、僕…」
言いかけると、
「あ、違うの、謝らないで! 具合悪いのに、いっぱいメールしたあたしが悪いの。ごめんなさい」
逆にみくるちゃんに謝られてしまった。
秀悟からも何通か来てる。
「秀悟も、ごめんね、ありがとう」
僕が言うと、
「あんまり心配させるなよ」
と、本当に心配そうに秀悟が言った。
長いつきあいだけど、こんな僕を見るのは秀悟も初めてだろうし、秀悟にそんなに心配されるのも初めてだ。
大丈夫、大丈夫!
僕はことさら明るく振る舞った。
「…明日の土曜日はムリだろうから、もし良くなってたら、日曜日、遊ぼうね」
最後にそう言って、みくるちゃんは帰っていった。
秀悟は
「明日の部活はムリすんな」
とだけ。
でも、みんなの心配が心地よかった。
…ありがとう。