十三日間
「ごめん、待った!?」
僕が校門に着くと、みくるちゃんが携帯を片手に待っていた。
「あ、伶くん! 今メールしようとしてたとこ。待ってないよ~」
ホントかどうかは判らないけど、ありがとう、みくるちゃん!

「どこ行こうか?」
そうだ、何も考えてなかったなぁ。

「とりあえず、とっても腹減ったから、いつものファミレスで昼飯でも、いい?」
部活後の栄養補給~!

僕が倒れそうな顔でそう言うと、みくるちゃんはお腹を抱えて笑いながら、
「いいよ、もちろん!」
と言ってくれた。

自然に手を繋いでファミレスに向かう。

うぅぅ、すっかりカップルが板についてきたってカンジ?


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