十三日間
夕飯も一緒に食べたかったけど、家族が心配してるだろうから、残念だけど今日はここまで。
明日は休みだし、みくるちゃんを家の近くまで送ってから帰ることにした。
みくるちゃんの家の近くに、小さな公園がある。
他愛もない話をしながら、公園にさしかかったので、ちょっとだけ話をしよ、と誘った。
並んでベンチに腰掛けて、何となくしていた話を続ける。
ふと、話が途切れた。
「今日は、またラベンダー、ありがとう」
僕がぽつりとそう言うと、みくるちゃんが笑い返した。
「いいよ、使って貰えるのが嬉しいから」
なんて、カワイイ返事なんだぁ!
僕は、さっき買った指輪をポケットから取り出すと、みくるちゃんに渡した。
「これ、ラベンダーのお礼なんだ」
「え? あれ、これ、あの店の…」
受け取ったみくるちゃんは、ラッピングを見てすぐ気付いた。
「あけて、いい?」
僕が頷くと、嬉しそうに包みを開けた。
「……わぁっ! これ……」
みくるちゃんはそう言った後、黙ってしまった。
うそ、気に入らなかった……?
「嬉しい……っ。大事に、するね…」
涙ぐみながらそう言ったみくるちゃん。
そ、そんなに喜んでくれるなんて……。
僕は、みくるちゃんをもっともっと愛しいと、そう思った。
明日は休みだし、みくるちゃんを家の近くまで送ってから帰ることにした。
みくるちゃんの家の近くに、小さな公園がある。
他愛もない話をしながら、公園にさしかかったので、ちょっとだけ話をしよ、と誘った。
並んでベンチに腰掛けて、何となくしていた話を続ける。
ふと、話が途切れた。
「今日は、またラベンダー、ありがとう」
僕がぽつりとそう言うと、みくるちゃんが笑い返した。
「いいよ、使って貰えるのが嬉しいから」
なんて、カワイイ返事なんだぁ!
僕は、さっき買った指輪をポケットから取り出すと、みくるちゃんに渡した。
「これ、ラベンダーのお礼なんだ」
「え? あれ、これ、あの店の…」
受け取ったみくるちゃんは、ラッピングを見てすぐ気付いた。
「あけて、いい?」
僕が頷くと、嬉しそうに包みを開けた。
「……わぁっ! これ……」
みくるちゃんはそう言った後、黙ってしまった。
うそ、気に入らなかった……?
「嬉しい……っ。大事に、するね…」
涙ぐみながらそう言ったみくるちゃん。
そ、そんなに喜んでくれるなんて……。
僕は、みくるちゃんをもっともっと愛しいと、そう思った。