十三日間
「おはよー」
朝食の支度をしてる母さんと、先にその朝食を食べていた兄さんに声をかけ、シャワーを浴びに風呂場に向かう。
熱い湯を浴びていたら、大分落ち着いてきた。
…それにしても、僕は一体、どんな夢を見ていたんだろう?
普段の生活に、そんな怖い夢を見る理由は思い至らない。
ごく普通の高校生。
そりゃぁ成績はそんなに良くはないけど、うなされるほど悪いとも思わない。
まだ2年生なんだし、受験で悩んでる訳でもない。
部活の野球だって、
「目指せ甲子園!」
って騒いではいるけど、しょせん無謀な夢…程度に、せっぱ詰まってる訳でもない。
いじめにあってるわけでもなく、友達も普通。
彼女はまだいないけど、ちょっといい感じになってる女の子だっている。
――ただの夢なんだから、気にしなきゃいいんだ。
そう、自分に強く言い聞かせてはみるものの、夢でこんな恐怖感を味わったのは初めてだったから、気になるんだ…
朝食の支度をしてる母さんと、先にその朝食を食べていた兄さんに声をかけ、シャワーを浴びに風呂場に向かう。
熱い湯を浴びていたら、大分落ち着いてきた。
…それにしても、僕は一体、どんな夢を見ていたんだろう?
普段の生活に、そんな怖い夢を見る理由は思い至らない。
ごく普通の高校生。
そりゃぁ成績はそんなに良くはないけど、うなされるほど悪いとも思わない。
まだ2年生なんだし、受験で悩んでる訳でもない。
部活の野球だって、
「目指せ甲子園!」
って騒いではいるけど、しょせん無謀な夢…程度に、せっぱ詰まってる訳でもない。
いじめにあってるわけでもなく、友達も普通。
彼女はまだいないけど、ちょっといい感じになってる女の子だっている。
――ただの夢なんだから、気にしなきゃいいんだ。
そう、自分に強く言い聞かせてはみるものの、夢でこんな恐怖感を味わったのは初めてだったから、気になるんだ…