十三日間
読み書きの基礎から始まり、数学、物理や化学、歴史に地理、ありとあらゆる方面の知識を詰め込まれた。
進むにつれ、頭のレベルに合わせてランク別にされ、ランクに応じた教育を受けるようになる。

読み書きや計算など、大抵は出来ていた俺だったが、黙って一から教育を受けた。
基礎が出来ていなかったから、一から学び直した方が身に付くと思ったからだ。
そうして、一つずつ段階を踏み、知識を増やしていった。

しばらくそうした生活を過ごす内に、出来るヤツと出来ないヤツの差が歴然としてくる。
当然、俺は出来る方だが。
居住区域もランク別に分けられるようになり、次第に周りの連中が気になりだした。
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