囚われジョーカー【完】
―――神様はかなりのサディストらしい。
でもこれで確信した。
私は、三浦さんの性欲処理機みたいなものなのだ。嫌がっては見せても結局は大人しく抱かれる。
とんだ都合の良い女。
「(……こんな…、)」
こんな仕打ちを受けなければ、私が犯した愚行の過ちは償えないのだろうか。
三浦さんが嫉妬したのは、自分のモノに手を出されたから。
でもそれは、私のことが《好きか》と聞かれれば答えはNOで。
あくまで゙所有物゙。
三浦さんの胸に頭を寄せた私の目から、静かに涙が一筋流れた。
(この関係に終止符を)
(打つ日が来るまで)
(後、どれだけ貴方の)
(傍に居れますか?)