接吻ーkissー
「――もう、やめて…」
やっと出てきた声は、蚊でも鳴いているのかと思うくらいの小さな声だった。
「高校は、今の学校を選んだ。
女子校だし、そのうえ男の人なんていないじゃない。
それに、璃音にも会えたから」
いつの間にか、由良の顔は目の前にあった。
「――由、良…?」
名前を呼んだ私に、由良が笑った。
「璃音もわかっているとは思うけど…わたしね、璃音が好きなの。
親友としてじゃない、それ以上に。
つまり…恋愛、早い話が恋人として」
由良の顔が近づいてきた。
やっと出てきた声は、蚊でも鳴いているのかと思うくらいの小さな声だった。
「高校は、今の学校を選んだ。
女子校だし、そのうえ男の人なんていないじゃない。
それに、璃音にも会えたから」
いつの間にか、由良の顔は目の前にあった。
「――由、良…?」
名前を呼んだ私に、由良が笑った。
「璃音もわかっているとは思うけど…わたしね、璃音が好きなの。
親友としてじゃない、それ以上に。
つまり…恋愛、早い話が恋人として」
由良の顔が近づいてきた。