接吻ーkissー
私は何をやっているのよ!

その私が今目の前にいるならば、文句を言ってやりたいと思った。

って言うか、シンさんもシンさんで何をしてくれているのよー!

「で、璃音」

「はい…」

「それは、また誘っていると捉えてもいいのかな?」

「えっ?」

竜之さんに言われて自分の姿を確認したら、
「きゃーっ!」

慌ててシーツで躰を隠した。

だってだって、私も裸だったんだからー!

「別に、全部見てるんだから」

慌てふためいている私に、竜之さんがクスクスと笑った。
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