接吻ーkissー
「何回もシたんだから、今さら隠したって全部わかってる」

な、何がですか?

「胸とか腹とか腰とか脚とか、後…」

言わなくて結構ですー!

って言うか、もう言わないで!

「ハハ、かわいいヤツだ」

竜之さんの大きな手が私の頭をなでた。

「マジで璃音を手放すのが惜しいってくらいだ。

もう少し言うならば、この部屋に閉じ込めて飼いたい」

と、閉じ込めてって、
「監禁、ってヤツですか!?」

そう言った私に、
「そんな犯罪的な意味じゃねーよ」

竜之さんは笑って返した。
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