接吻ーkissー
竜之さんが好きなのは、事実だから。
竜之さんが好きなのは、現実だから。
いくら無意識だろうが何だろうが、それが私の気持ちなんだから。
由良、やっぱり私は竜之さんを捨てることなんてできないよ…。
竜之さんが好きだから…。
「――初めてかもな、璃音が“好き”なんて言ってくれたの」
そう呟いた後、竜之さんがニヤリと笑った。
「いや、2回目か。
1回目は告白の時だったからな」
鼻に感じるのは、竜之さんの甘い香り。
躰に感じるのは、竜之さんの熱。
「そっくりそのまんま返してやるよ」
竜之さんが好きなのは、現実だから。
いくら無意識だろうが何だろうが、それが私の気持ちなんだから。
由良、やっぱり私は竜之さんを捨てることなんてできないよ…。
竜之さんが好きだから…。
「――初めてかもな、璃音が“好き”なんて言ってくれたの」
そう呟いた後、竜之さんがニヤリと笑った。
「いや、2回目か。
1回目は告白の時だったからな」
鼻に感じるのは、竜之さんの甘い香り。
躰に感じるのは、竜之さんの熱。
「そっくりそのまんま返してやるよ」