接吻ーkissー
そもそも、
「竜之さんが浮気なんてする訳がないって思ってますから!」

私は言った。

「へえ、そうか」

そう言った後、ククッと竜之さんが笑った。

ま、まさか…本当に浮気を?

「もし浮気をしたら、その時は俺を殺してもいいぜ?

璃音に殺されるなら、それはそれで本望だから」

竜之さんが言った。

こ、殺す!?

しかも本望って、言わなかったか…!?

「誤解するな、俺はMじゃねーから」

で、ですよね…。

「じゃ、じゃあ…私が浮気をした場合、竜之さんはどうするんですか?」
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