接吻ーkissー
椅子に座った後、カウンターの中を見回した。

横にたくさん並べられているビンがあった。

太いのもあれば、細いのもある。

いろんな色があって、とてもカラフルだった。

それが照明に照らされて、すごくキレイだと思った。

「珍しいか?」

彼が私の前にコップを置いた。

「オレンジジュース。

もちろん、酒は入ってない」

「えっ、あっ…!?」

えっ?

ここに並べられてるビンって、みんなお酒なの!?

「うちは、小さなバーを経営しててね」

彼が笑いながら言った。
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