接吻ーkissー
「――菊地…さぁ、んっ…!」

名前を呼んだ私に、
「どうした?」

菊地さんは首を傾げた。

恥ずかしいのは、百も承知だ。

けど、今はこの躰を何とかして欲しくて仕方がない。

「――もう、ダメです…」

「イかせて欲しいと、そう解釈してもいいのか?」

そう聞いてきた彼に、私は首を縦に振ってうなずいた。

もう、何でもいい…。

今は、何とかして…!

「素直なのか悪い子なのか、まだまだ開発して行く必要がありそうだな。

意識がぶっ飛んでも知らないぞ」

「――あっ、ああっ…!」
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