シンデレラルーム 702号室
CASE4・Happy Anniversary
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「……じゃあ、来週水曜日に伺いますんで!」
「えぇ、よろしくお願いします」
やたら元気で愛想のいい業者の兄ちゃんに、俺は軽く頭を下げた。
ホテルに一部老朽化した部分が見付かり、その修復を頼んだのだった。
彼を見送って事務所に戻ろうとすると…
いつの間に来ていたのだろうか、よく見慣れた二人の後ろ姿が見えた。
「あ〜…やっぱりあの時マツさんに無料宿泊券もらっとくべきだったかなー」
と嘆くのは、黒い短髪のバンドでもやっていそうな(あくまでも雰囲気だが)の男。
その隣には長い金色の巻き髪がよく似合う、小顔でスタイル抜群のお姉さま。
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「……じゃあ、来週水曜日に伺いますんで!」
「えぇ、よろしくお願いします」
やたら元気で愛想のいい業者の兄ちゃんに、俺は軽く頭を下げた。
ホテルに一部老朽化した部分が見付かり、その修復を頼んだのだった。
彼を見送って事務所に戻ろうとすると…
いつの間に来ていたのだろうか、よく見慣れた二人の後ろ姿が見えた。
「あ〜…やっぱりあの時マツさんに無料宿泊券もらっとくべきだったかなー」
と嘆くのは、黒い短髪のバンドでもやっていそうな(あくまでも雰囲気だが)の男。
その隣には長い金色の巻き髪がよく似合う、小顔でスタイル抜群のお姉さま。