シンデレラルーム 702号室
「なんだよ、泊まる気になったのか?」
「ぅわ、マツさん!?」
部屋を選ぶ二人の間から顔を出すと、瞬哉が驚いて振り返った。
隣にいる金髪のお姉さまは、瞬哉曰く“豆腐ステーキ系”の3歳年上の彼女だ。
莉子の友達でもあるから俺も知っている。
「あら、楓クン久しぶり!相変わらずイイ男ね♪」
「雪音さんこそ相変わらずお綺麗で。瞬哉と付き合ってるのがもったいないくらい」
「一言多いっつーの!」
口を尖らせる瞬哉だが、すぐ俺の腕に甘えるようにすがりついてくる。
「ねーマツさん、この間の宿泊券ってさ……」
「俺のせっかくの好意をあっさり無にしたヤツに今更あげる義理はないね」
「ぅわ、マツさん!?」
部屋を選ぶ二人の間から顔を出すと、瞬哉が驚いて振り返った。
隣にいる金髪のお姉さまは、瞬哉曰く“豆腐ステーキ系”の3歳年上の彼女だ。
莉子の友達でもあるから俺も知っている。
「あら、楓クン久しぶり!相変わらずイイ男ね♪」
「雪音さんこそ相変わらずお綺麗で。瞬哉と付き合ってるのがもったいないくらい」
「一言多いっつーの!」
口を尖らせる瞬哉だが、すぐ俺の腕に甘えるようにすがりついてくる。
「ねーマツさん、この間の宿泊券ってさ……」
「俺のせっかくの好意をあっさり無にしたヤツに今更あげる義理はないね」