シンデレラルーム 702号室
「お前、笑い過ぎ!いい加減やめろ……」



あたしの横に座っていたタケちゃんは、ちょっとイラッとしながらあたしの手首を掴んだ。



「……っく……」


「……マイ?」



隠した目から、熱いモノが流れ落ちる。



「…っふ…う……」


「泣いてんの?」



涙はポロポロと溢れて止まらない。


突然笑ったり泣いたり…

相変わらず変なヤツって思われてるんだろうな…。


でもしょうがないの。



「う…嬉しく…って……」



もう感情がコントロール出来ないくらい

タケちゃんの気持ちが嬉しいんだもん──…



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