シンデレラルーム 702号室
「…やっと戻ってきた」



再び唇が重なる寸前に聞こえたその言葉は、

あたしが昔からタケちゃんのものだったって思わせてくれるようで……


すごく…すごく幸せに感じた。



唇、頬、首筋……


至るところに、タケちゃんは愛しそうに何度もキスをしてくれる。



味なんて分からないけど

とろけそうなくらい甘い。



もう離れたくなくて

お互い背中に腕を回して、ギュッと抱きしめ合っていた。


次第にタケちゃんの手があたしの服の中に侵入して、腰から上へ上へと彷徨い始める。


びくっと無意識に跳ねるあたしのカラダ。


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