シンデレラルーム 702号室
どうしよう……


やっぱり…そういうコトになっちゃうのかな…!?


想いが通じたからってすぐヤッ…ちゃっていいもの?


友達が“初めてした時はマジ痛かった!”って言ってたし、怖いよ……。


でも、あたし

タケちゃんとならそうなっても──…



「…やっぱやめた」


「……?」



頭の中で葛藤していると、そんな声がして身体の上に感じていた心地よい重みがふっと軽くなった。


それと同時にぱっと目を開けると、目に映ったのはタケちゃんではなく部屋の天井。


タケちゃんはあたしの右側にごろんと仰向けになっていた。


そして、あたしに顔を向けて優しくふわりと微笑む。


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