シンデレラルーム 702号室
CASE1・脱!幼なじみ宣言
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「……社長!ちょっと社長ったら!」
「なに、美和ちゃん。聞こえてるって」
パソコンに向かっている俺に、従業員の美和ちゃんが何やら監視カメラの映像に釘付けになっている。
「ねぇ、ちょっとこれ見てよ!」
右手に大福を持ち、オイデオイデと激しく左手を振っている。
47歳、2児の母である彼女らしい姿。
「もー何?俺今忙しいんだけど」
「それのどこが忙しいのよ!」
食べかけの大福を皿に戻し、よっこらと腰を上げて煎茶を啜りながら近寄る俺を見て、彼女は眉間にシワを寄せた。
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「……社長!ちょっと社長ったら!」
「なに、美和ちゃん。聞こえてるって」
パソコンに向かっている俺に、従業員の美和ちゃんが何やら監視カメラの映像に釘付けになっている。
「ねぇ、ちょっとこれ見てよ!」
右手に大福を持ち、オイデオイデと激しく左手を振っている。
47歳、2児の母である彼女らしい姿。
「もー何?俺今忙しいんだけど」
「それのどこが忙しいのよ!」
食べかけの大福を皿に戻し、よっこらと腰を上げて煎茶を啜りながら近寄る俺を見て、彼女は眉間にシワを寄せた。