シンデレラルーム 702号室
「雅秋さん!待ってってば…!」
俺の腕を彼女が弱い力で引っ張りながら制止する声も聞かず、俺はホテルの部屋のドアを開けた。
鍵を閉めると、靴も脱がずに彼女を壁に押し付け、荒々しくキスをする。
「んっ…ぅ…!」
苦しそうに漏らす声と吐息が、僅かに残っていた理性さえも奪っていく。
服の上から柔らかな膨らみを掴むも、それだけでは足らず直に手を滑り込ませた。
彼女は身をよじって無駄な抵抗を試みる。
「ダメ…っ!私は、話を…!」
「話したら終わるんだろう?」
俺達のこの不道徳な関係が──