あやとり
第三章
計画
月曜日の朝っていつも、なんだか気分が重い。
出来ることなら風邪の症状でも訴えて休んじゃいたいくらい。
でも、今朝は気になることが次から次へと出てきて、それらは私を学校へと急がせていた。
教室に行くと、千春が意外そうな表情で傍にやってきた。
「おはよう。なんか珍しく早くない?」
「おはよ、まぁね。早く目が覚めちゃったから、たまには早く来てみようかなって」
土曜日のこと、今すぐにでも話を聞きたかったけれど、朝一番に聞くのも変だろうか?
そんなことをグルグルと頭の中で巡らせる。