今宵は天使と輪舞曲を。
その仕草に、彼は一方の手を太腿の間に滑り込ませるとドロワーズを抜けて三角形の茂みの中に隠された繊細な蕾の部分に触れた。
メレディスが短く呻くと、それを合図に指は少しずつ大胆になっていく。先端にそっと触れるくらいの指の強さで弧を描きながらメレディスを快楽へと導く。彼の愛撫によって、中はしっとりと湿っていくのが自分でも分かった。
「ラファエル……わたし……」
ため息混じりに彼を呼べば、蕾を摘んで左右に解す。メレディスは堪えられなくなって両足で彼の体を挟み込んだ。もう喘ぐことしかできない。メレディスは絶頂が近いことを感じて声を上げる。すると彼の指が肉壁を掻き分けて沈みこませてくるからたまらない。
快楽を与えられているメレディスは身を仰け反り、喉元が剥き出しになった。彼は首元に舌を這わせ、思いきり吸い上げてくる。
「もうお願い……」
もう堪えられそうにない。ラファエルが欲しいと訴えると、ようやく願いが叶えられた。
「メレディス、愛しているよ」
メレディスも愛を告げようと口を開くが、彼もどうやら限界を迎えていたらしい。ラファエルはメレディスの下肢からドロワーズを抜き取ると、体を広げ、中を貫く。彼の力強い腕によって腰を固定され、体が大きく揺れる。浅く、深く、何度も突き上げられる感覚に目が眩む。
こんなに男性に求められるのも、求めるのも初めてで、メレディスの感情が一気に膨れ上がっていく。まるで大海原を泳いでいるようだ。重力さえも感じない空間で、ただひたすら愛おしい男性に包まれ愛される喜びに、涙が溢れてくる。そうなれば、中にいるラファエルを強く締めつけてしまう。二人はほぼ同時に果て、メレディスはぐったりと彼の腕の中に身を沈めた。
《目まぐるしい変化・完》